第2話 倒せデストロン


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 話は前回の続きから。サイバトロンの基地へとかかる橋には、デストロンのダイノボットが立ちふさがっていた。彼はコンボイに決闘を申し出る。勝った方がサイバトロンの司令官だというのだ。

 さてサイバトロンの仲間たちは、二人の問題だから、と遠巻きに見守ることにする。ダイノが勝っちゃったら他人事じゃすまないと思うんだが・・・。なお、橋の下は目もくらむ谷底。落ちたらまず命はない。二人は戦うが、そのうちコンボイさんが足をすべらせ落ちかける。だがダイノは彼をつかみ、橋の上へ放り投げた。彼は実力で勝ちたかったのだ。コンボイさんもデストロンにしては見上げた根性だと誉める。しかし、その様子はデストロンからまる見えだった。絶好のチャンスに攻撃が始まる。コンボイは辛うじてダイノボットをひっつかんで橋にぶらさがった。間一髪、ライノックスに助けられたコンボイたちは、まとめて逃げ出す。

 ところがその戦闘の結果、天然のエネルゴン・クリスタルが山ほど山から出現。メガトロンは喜び、サイバトロンはそれをデストロンに奪われたら大変だと頭を悩ます。しかも、当然のようにダイノボットが一緒にいるから問題だ。ラットルは敵意を隠そうともしなかったが、他の連中は構わず、彼らは共に進むことにした。

 そして、山のエネルゴン通路(?)で、サイバトロンとデストロンは全軍激突した。中でもコンボイとメガトロンは激しくやり合う。メガトロンがコンボイさんの足にかみつき、コンボイさんは彼をぶん投げ、またメガトロンがミサイルをお返しに放ち、それを横から走りこんで来たダイノボットがしっぽで引っぱたくという具合。しかし、コンボイさんをかすめて飛んで行ったミサイルは、エネルゴンの結晶に当たってしまう。エネルゴンの山脈は、ひとり逃げ遅れたメガトロンもろとも吹き飛んでしまうのだった。

 山が吹き飛ぶのを遠くから眺めていたサイバトロン。危機は去った。でも、彼らは故郷セイバートロン星に帰ることはせず、この謎だらけの星に留まり戦う決心をするのだった。・・・約一名を除いて。


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個人的には、この回のダイノボットもめちゃめちゃかっこいいと思う。しかし何でメガトロンに追っ払われたからって、いきなりサイバトロンの司令官なんだ(笑)

ところでこの「橋」、結局デストロンに壊されちゃうんですよね? そのあとどうやって出入りしたんだろう。いままで全然気にしてなかったけど。

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