第1話 帰ってきたぜ!


前回の、ビーストウォーズは。

と、いうわけで物語は前シリーズ『ビーストウォーズ』のつづきから。前シリーズ最終話はこちらをどうぞ


 司令官コンボイの乗ったポッドとエイリアンの兵器が破壊されたことが、サイバトロン、デストロン基地双方で確認される。しかし悲しんだり喜んだりする間もなく、衝撃波「クオンタム・サージ」が惑星に到達。すさまじい光が降り注ぎ、サイバトロンもデストロンも大混乱。そのうち何人かはその光にすっかり体を包まれてしまう。

 やがて、光は去ったが、辺りはさながら爆弾でも落ちたかのような破壊の跡と静けさをみせていた。

 サイバトロン基地で、最初に目を覚ましたのはタイガトロンだった。彼は傍らのエアラザーに声をかけ、エアラザーはラットルとチータスを気づかう。ところが、光に包まれていたその2人は、別人28号こと、ぴかぴかボディーの「メタルス」になっていた! ビーストモードになってもまるで別人ではないか。タイガトロンたちは呆れ返る。そのうえチータスの背中からジェットが突き出し、彼はそのまま暴走。基地内から彼が壁にぶつかる音が響きわたる。ラットルはチータスを避けようと壁にぶつかり、その後ろからチータスも激突。慣れるまで時間がかかりそう、とラットルはぼやくのだった。

 また、再生ポットでコンボイの夢をみていたサイのおっちゃんこと、ライノックスも目を覚ます。一方、サイバトロン基地内で倒れていたインフェルノも、頭を胴体に乗っけるといとも復活を果たした。そして ライノックス、加えてダイノボットは、ぴかぴかのラットル達から事情を聞き、新しいボディを羨ましがる。ダイノボットはさっそく、コンボイがいなければ指揮官はオレサマだ、とわがままを言い出したが、機嫌の悪いライノックスに宙吊りにされる羽目になる。

 一方、基地の外ではブラックウィドーを追って出たタイガトロンらが、上空からやって来たメガトロンにやられていた。メガトロン、やはりメタルス化していたメガトロンは、裏切り者のクモ女ことブラックウィドーを処刑しようとする。しかし、ブラックウィドーはデストロンの戦力的不利を説いて、なんとか許されることに。メタルスラットルとメタルスチータスは、そんななか外にでてびっくり。基地内は基地内で、蘇ったインフェルノが残りの連中相手に暴れ始めていたのだが。

 というわけで、基地の中も外も大混戦に。そんな中、タランスに意志を支配されていたブラックウィドーは、自らの意志に反し、タランスの死体をひっつかむと出前に行ってきま〜すと戦線離脱。ラットルはメガトロンと戦闘になり、チータスが助けに向かうが、彼はメガトロンに体当たりしようと思って、そのまま避けられ、ラットルに激突。ふたりはのびる。そのとき、基地内でダイノボットと戦っていたインフェルノが、ライノックスに放り出され基地の外へと転げ出てくる。彼の無事を驚いたメガトロンは、いったん引き揚げることに。こうして、サイバトロン側は、リーダーを欠いたまま辛くも危機をしのぐことの辛うじて成功する。

 

 さて、そこから遠く離れた荒れ地の中。ふたつの救命ポッドがシステムを動かしはじめていたが、すぐシステム異常が警告される。そして、見守るものもないまま、新たなビースト戦士が生まれていたのだった。

 

ようやく戻ってきたビーストウォーズ!

ちなみに整理すると、サイバトロンのメンバーはこの時点で以下の通り:
ライノックス、メタルスラットル、メタルスチータス、ダイノボット、タイガトロン、エアラザー。
(コンボイさんはおなくなり状態になっている)

対するデストロン側:
メタルスメガトロン、ワスピーター、インフェルノ、(タランスはおなくなり状態になっているが、ブラックウィドーのなかに意識があり、ボディも回収ずみ。)ブラックウィドー。
(テラザウラーとスコルポスは、衝撃波到達時に溶岩の中に落っこちてしまった。死んではいないだろうが、出てもこなかったので一応かっこの中とする。)

なんにしろ今後が楽しみだ。特にリーダーのコンボイを欠いたサイバトロンでは、ライノックスが頑張ってくれているのでありがたい。すっかり、ライノックスに惚れてしまう回である。

ダイノボットを宙づりだもんな〜、強いぜライノックス!

 

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