第17話 ふっかつダー


 雷鳴轟く中、メタルスチータスはパワードコンボイと共に、信号をキャッチした救命ポッドを探しにきていた。そこに現われるメガトロンとワスピーター。たちまち戦闘になるが、この戦いはチータスがコンボイにミサイルを大命中させてしまうことでケリがつく。そして、ポッドはまたもデストロンたちが持っていってしまった。

 さて、ポッドなど奪ってデストロンはどうしようというのか。その答えは、山頂にこしらえられた怪しげな装置にあった。彼らはそれにポッドを据え付け、ある計画を実行しようとする・・・。

 ひっくり返ったコンボイさんと謝るチータスの前には、宿敵・ランページを捜し求めるデプスチャージが現われる。一方、山頂の怪しげな実験は最高潮に達していた。そしてついに、死んだはずのダイノボットがトランスメタルスとして蘇る。(ただし骨状態。)

 デプスチャージは、蘇ったメタルスダイノボットに宿敵ランページの匂いを感じ、彼がエイリアンの装置を利用して作られたクローンだと知る。そこに遅れてやってきたチータスは、こともあろうにその怪しげな装置に突っ込んでしまう。ばらばらになってしまったチータスのパーツを手にしたデプスチャージは、さすがに落ち込んだ様子で基地に戻る。基地のコンボイさんらの驚愕といったらなかった。エイのおっさんは、ついでにエイリアンの機械から拾ってきた妙な球を分析にかけるが、コンプーターが分析不可能と答えるとそれを溶岩に投げ捨ててしまう。が、それを間一髪、ウィドーが拾い上げる。

 デストロン基地では、自分のスパークをこんな奴(メタルスダイノボットのこと)に使われたランページが怒り狂っていた。それをよそに、メガトロンはエイが持ち去った謎の球(トランスメタルスドライバ、というらしい)を取り戻そうとする。ところが、エイを首尾よく捕まえた彼らの背後に、得体の知れない動物が忍び寄る。デストロンたちが反撃を試みる間もなく、謎の動物は彼らをぼこぼこにしてしまった。一体何者なんだ? 捕まっていたエイにもそれは分からない。ところで、ややあって、サイバトロン基地には死んだと思われたメタルスチータスがひょっこり戻って来た。彼は、高尾までいってしまっていたというのだが。さてはて。


ややこしい話である。まずM(メタルス)ダイノボットとは、エイリアンの装置を利用して作られた故ダイノボットのクローンであり、ランページの「不死身のスパーク」の一部を埋め込まれた邪悪なデストロンの一員である。もはやサイバトロンのトラブルメーカー(?)の面影はない。
そして、終盤でてくる謎の動物の正体は、次回明らかになる。それでもって、この玉っころ、「トランスメタルスドライバ」は、どーやらトランスフォーマーをメタルス化する機能をもっているらしい。この玉の存在も、数話あとに重要になってくる。

ちなみに高尾のネタはどれだけ通じるのかな。とある電車で寝過ごして終点まで行ってしまうと、高尾だったりします。そこは山です。

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