ビーストウォーズとは
ビーストウォーズは、1997年10月から放送された(CG)アニメです。 もとは海外のアニメで、日本では子安武人さん達による吹き替え版が放送されました。声優によるアドリブが相当ある事でも有名な作品になっています。
一応、シリーズものとなっており、
■1作目『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ』(1997年10月〜)
■2作目『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ メタルス』 (1999年10月〜)
■3作目『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ ・ リターンズ』 (2004年)
があります。
※ さらに日本では、本家の海外版にはないオリジナルの(セル画)アニメ、『ビーストウォーズセカンド』、『ビーストウォーズネオ』の2作品も作られました。 これらには先の3作のような密接なストーリーのつながりはありません。
作品解説
そもそも、『ビーストウォーズ』は、『トランスフォーマー』というアニメシリーズの続編です。
前シリーズの『トランスフォーマ』ーを見ていなくても十分作品を楽しめるのですが、受け継いでいる設定としては、
■主人公は、セイバートロン星の住人であり、意志あるロボット生命体「トランスフォーマー」達である。
■トランスフォーマーは、正義の「サイバトロン軍団」と悪の「デストロン軍団」の2グループに分かれている。両者はしょっちゅう戦っている。
■トランスフォーマーは、ロボットの姿から別の姿に変身(すなわちトランスフォーム)する能力を持つ。
などがあります。
すなわち、地球から遠く離れた惑星セイバートロン星からやって来た、変身するロボット生命体「トランスフォーマー」が、二派に分かれてひたすら戦っているという作品が、トランスフォーマーであり、またビーストウォーズなのです。
※ちなみに、サイバトロン軍団とデストロン軍団の仲が悪いのは、彼らが民間用に作られたロボットと軍事用に作られたロボットという出生の違いのため。(このあたりの設定はトランスフォーマー2作目「トランスフォーマー2010」による。) デストロンは、何かというとすぐ「宇宙征服」を目指しますし、サイバトロンは平和を願ってそれを阻止しようとするので、大変仲が悪いのです。
ビーストウォーズの魅力
ビーストウォーズという作品は、当時としては大変斬新なものでした。今でこそ珍しくはありませんが、何といっても最先端のフルCGのアニメであり、ゴリラがぱかっと割れてロボットになるような凄い映像が次々と見られたのですから。
また、同時に発売されたタカラ(現タカラトミー)によるおもちゃの素晴らしい出来映えも忘れる事が出来ません。ビーストウォーズの玩具は日本中のデパートなどで品切れを起こし、騒動を引き起こしました。
ですが、ビーストウォーズの本当の魅力はキャラクターにあると思います。 ゴリラの司令官、お調子者のチーターやねずみさん、しっかりもののサイなど、キャラクターがどれも愉快で個性豊かであり、独特のポジションを持っているのです。
荒唐無稽なストーリー展開と、「ただ両軍が戦っているだけ」の単純な話にもかかわらず、この作品が多くのファンを魅了し続けているのは恐らくそのためでしょう。彼らの気安さと楽しさは、他のアニメではなかなか見られないものです。
さらに、声優のアドリブが作品にいっそう華をそえました。この傾向は2作目の「ビーストウォーズメタルス」から暴走気味になり、3作目の「ビーストウォーズ・リターンズ」では常人にはついて行きがたいほどの状態になりましたが、それもまた、他の作品ではありえないビーストウォーズならではの魅力の1つであると思います。
そんな訳ですので、ビーストウォーズをまだご覧でない方は、ぜひ一度ご覧下さい!
このページ『ダイノベース』は、ビーストウォーズをあまり見ていない人や、少ししか見ていない人にも分かる(といいな)という感じで書いてあります。 このページが、ビーストウォーズに興味がわくきっかけの1つになったら、とても幸いです。
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