第6話 え?お花が?


 ライノックスはエイリアンの情報分析を進めていた。その結果、エイリアンの遺跡はまだまだありそうだと分かる。そのうえ、当該地区にはエアラザーとタイガトロンが向かっていた。通信が通じないと知ったダイノボットは、そそくさと妨害アンテナを壊しに出かける。

 一方、やたらに浮かれているタランスは、ひそかに(また)メガトロンを裏切る工作を進めていた。そして、待ち構えていたエイリアンのエネルギー波を感知すると、彼は喜んでその場に向かった。

 さて、肝心の現場。知らぬはその場にいるものばかりだ。それはタイガトロンとエアラザーなのだが、そこは周囲は草一本ないところなのに、不思議にも植物が生い茂っている。その真ん中には、怪しげな花がどーんと開いていた。さあ大変だ。その花のつるがいきなり伸びると、2人をぐるぐる巻きに。そのうえ、宇宙の果てからエイリアンの光線がやってきて、2人を回収してしまうのだった。

 チータスはそこに到着するが、タランスにやられる。さらに今更ながらコンボイさんたちも到着する。ラットルからは妨害アンテナを壊したという通信も入るのだが、遅かったな。ついでにみんな基地から出てきちゃってる。メガトロンがこれを見逃すはずもなかった。

 基地にただひとり残っていたライノックスは、ありがたくない来客を迎えることになる。ライノックスはメガトロンとばかげた口論をするが、その隙にごっつんことウィドーが侵入したことには気づかなかった。さあ戦いだ。第一ラウンド、サイ対アリは、アリの勝ち。第2ラウンドは、「ごっつんこ返し」でサイの勝ち。ファイナルラウンドはメガトロン対サイで、メガトロンの勝利となる。そうしてメガトロンはエイリアンのディスクを手に入れると、さっさと引き上げていった。

 その後、サイバトロン基地ではエイリアンへの対応をめぐって口論に。一方、デストロン基地ではタランスとメガトロンが、やはり口論に。そして、タランスの言う通り、エイリアンのエネルギー波が例の場所で再び感知される。駆けつけるデストロンたち。ついでに現われるサイバトロンたち。また戦いだ。しかし、本当はそれどころじゃなかった。案の定、つるがまた伸び、今度は銀色のドームをあれよあれよという間に形成する。みんな、てんで勝手な名前をつぶやくが、どれも不正解。そして、みんなは吹っ飛ばされて倒れてしまうのだった。


というわけで次回に続く。ううむ。それにしても、なんでこの期に及んでサイバトロンもデストロンも、打倒エイリアンで協力しようとしないのかなあ。みんなエイリアンにやられちゃったらいったいどうするつもりだったのだ。

ついでに、この回ではエアラザーの妙な言動が目立つけど、これは、本来(向こう(海外)では)エアラザーが女の子だったせいで、その違いを埋めるために、ああいった不可解な展開にするしかなかったらしい。蛇足ながら、今回さらわれたエアラザー、それにタイガトロンは、とうとうその姿で再びみんなの前に現れることはなかった。



デストロンの妨害アンテナ壊しに行くとき、ためらいなくラットルを連れに指名するダイノボットがいいよなー。やっぱりお気にいりらしい。





■ ■ ■

▲page top home next>>