第4話 かっとびタランス


 話はデストロン基地から。メガトロンは新しい作戦を立てていた。1.エネルゴンキューブの眠っている洞窟に補給基地を作る。2.妨害電波塔を作ってサイバトロンの通信を妨害する。1の方はタランス・ウィドー・ぎっちょんちょんのトリオが、2の方にはぶーんぶーんとごっつんこが派遣されることになった。

 トリオの方はひーひー言って重たい資材を運んでいたが、タランスはメガトロンの真意が分からないため、計画をかきまわそうと資材に仕掛けを施す。その結果、サイバトロン基地では妙な信号がキャッチされることになった。さっそく、信号の近くにいたラットルとシルバーボルトに捜査が命じられる。

 一方、ブラックウィドーはクイックストライクをおだてて遊んでいたが、そこにタランスの意識が入り込む。両者はサイバーリンクで意識がつながっており、時折タランスはこうしてウィドーを支配しているという訳なのだ。

 さて、目的地の洞窟に着いたタランスは、ここは自分の新しい隠れ家にもってこいだ、とサイバトロンをおびき出すために付けた仕掛けを踏み潰す。信号を追っていたラットルとシルバーボルトは臭いでデストロンを追うことにした。ところで、メガトロンを裏切ることをほのめかしたタランスは、ウィドーが何か隠していると感じ、彼女の意識に入り込む。ウィドーは度重なる侵入に腹を立て、エネルゴンキューブをぶっ刺すと切り札とし、サイバーリンクを切らせようとする。そのうちタランスの方にもウィドーの痛みが伝わってきた。タランスは犯人に対する刑事のようなおかしな説得をしていたが、とうとうあきらめてリンクを切った。そこにサイバトロンの二人がやって来る。

 たちまち戦いが始まった。が、シルバーボルトは女性に暴力はふるえない、とブラックウィドーへの攻撃を拒否。ところが、突然例の洞窟が爆発する。洞窟はおしゃかだ、とタランスたちは引き上げて行き、ナイスショット、というラットルに、シルバーボルトは何もしていない、と不思議そうに答える。

 デストロン基地ではタランスたちが神妙に任務の失敗をメガトロンに報告していた。メガトロンは驚愕し、怒って出て行けと命じる。タランスはそそくさと出て行くが・・・。場面は変わり、例の洞窟。そこをすっかり新しい秘密基地としたタランスは、ひとり上機嫌になるのだった。

 

というわけで、メタルスになる以前より、タランスに意識をのっとられていたウィドーちゃんが、ようやく自由になりました、というお話。しかしこの回のタランスはほんとかっとんでるな〜。今度合コンでもするかとか、あと奥さんさえいればとか。でも、あの性格じゃたぶん無理っすね。

通信中すごくさりげなくやられているワスピーターがいい。それに対して何のつっこみもしないメガトロンも好きだ。

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